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映画『プロメテウス』

映画『プロメテウス』を観てきました。

リドリー・スコット監督の最新SF映画というので、期待して映画館に行ったのですが、いまひとつ満足感がありせんでしたね。

Webに上がっている他の人の感想などを読みながら、その理由を考えてみました。

最近のスペクタクルSF映画の平均値は超えていると思いましたので、観て損したというようなものではありません。面白いです。

ただ、リドリー・スコットには『エイリアン』(1です。4までありますが監督はすべて異なります)や『ブレード・ランナー』などの傑作があるので、期待が大きかったということです。「『人類の起源』を検索してはいけない」とか思わせぶりなCMも流れていましたしね。

『エイリアン』はSFホラーと言われていて、一見安っぽく思われたりしますが、間違いなく超がつく傑作SF映画です。避けようとしても避けられない危険と恐怖に巻き込まれていく過程が、緻密に描かれていると思います。

その点で『プロメテウス』の登場人物は、慎重さのかけらもない安易な行動で、その後はひたすらアクションっていうことになります。だから、登場人物に充分共感もできません。

その安易さに最初に驚いたのが、人類を作ったと考えられる高等生物が住んでいた可能性のある星まで数年を掛けて探索に行き、宇宙船が着陸した直後の主人公たちの行動です。「6時間で日が暮れるから、明日にしたら」と言われたにも係わらず、「そんなの待ってられるか」とばかり、なんの事前調査もしないで、宇宙服ひとつで探検に宇宙船から出て行っちゃうんですね。

映像美という点では素晴らしいと思ったんですが、要するに商業主義ってことなんでしょうか。映画制作は、係わる人も多く経費も莫大なので、どうしても商業主義に走ってしまうんでしょうね。

リドリー・スコットほどの巨匠にしても、です。いや、巨匠だからこそ確実に売れる映画を作ってくれることを期待されてのオファーということもあるんだろうなと想像してしまいます。

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筆者のプロフィール

  • 竹内 晃

  • 1953年巳年生まれ
    電子楽器メーカーコルグに30年間勤務。退職後インディーズチケットオンラインを立ち上げ、現在に至る。

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